「銀歯」「金属の土台」「金属の裏打ち」を使用しない『メタルフリー治療』

『メタルフリー治療』とは、いわゆる「銀歯(金銀パラジウム合金など)」「金属の土台(メタルコア)」「金属の裏打ち(メタルボンド)」などの歯科金属や、歯科金属を使用している被せ物などを口腔内から除去して、セラミックスやジルコニアなど「非金属(メタルフリー)」でアレルギーを引き起こさないとされる歯科材料に変える治療です。「メタルフリー治療」に使用する材料は、健康保険適用外の自費の材料ですので、保険の銀歯やプラスチックよりも高額ですが、自然な白さの見た目で審美的に満足される方が多く、金属アレルギーの心配がほとんど無いといえる治療方法です。

メタルフリー治療で使う「セラミック・ジルコニア」

セラミックとは陶磁器などにも使用される材料です。またジルコニアはセラミックよりも硬い性質を持ちます。より美しい仕上がりの必要な前歯などにはセラミックを、強い力のかかる奥歯や、セラミックの歯の裏打ち、ブリッジなどにはジルコニアを使うなど、口腔内における歯の使用場所などによって、患者様と相談しながら使い分けます。一見表側はセラミックでも、裏打ちの部分は強度を持たせるため、金属を裏打ちに使うケースが一般的でしたが、強度の強いジルコニアの登場によって、金属の代わりにジルコニアを使用することで、メタルフリー治療が可能となっています。

調査結果が示す日本国内での「銀歯の保有率」の高さ

日本人の口腔内における、いわゆる「銀歯」の保有率は、20代~60代で7割超、中でも、40代男性76.6%、40代女性82.9%という調査結果(スリーエムヘルスケア社調査)があります。銀歯は合金で、経年劣化を起こしたり、溶けだして(イオン化)体内に取り込まれることで、「二次むし歯」や「金属アレルギー」のリスクが高まるとされています。そのため、現在はヨーロッパなどの歯科医療先進諸国では銀歯はほとんど使われておらず、ドイツ・スウェーデンなどでは「アマルガム」については子供・妊婦への使用が禁止されている事実があります。

オールセラミックスによる歯科治療『メタルフリー治療』について

歯科用金属(銀歯など)を使用しない治療『メタルフリー治療』について、メタルフリーのこと、歯科用金属の種類、詰め物・被せ物の影響、治療についてのこと、セラミック・料金、診療時間・医院情報などについてわかりやすく情報をまとめました。ご参考になれば幸いです。

メタルフリー治療の前には歯の「ホワイト二ング」をおすすめします

月日の経過とともに歯は着色していきます。メタルフリー治療の前には歯の「ホワイト二ング」をお勧めしております。詰め物や被せ物に使用するセラミックは、自然な仕上がりとするため、現在の歯に色を合わせます。そのた、メタルフリー治療の前に、ホワイトニングを行うことで、歯を今よりも白くすることができ、その色に合わせて詰め物や被せ物の色を再現するため、治療部分を含め今よりも白い歯にすることが出来ます。

ホワイトニング = ブリーチング(歯の漂白)

歯を今よりも白くしたい!でも、治療費も高くて時間がかかるのでは?そう思っていませんか。スマイル歯科クリニックでは短時間で歯を漂白できるシステムを採用しています。ホワイトニングは歯の表面に漂白用ペーストを塗布し、強い光を当てて化学反応を起こして歯を白くします。当院で採用しているシステムはデンマーク製のもので、日本で扱っている所はまだそんなに多くはありません。これは通常の光照射器の3倍の光が出る器具です。単純計算でも施術時間は通常の1/3です。つまり短時間でより効果を上げる仕組みが備わっているホワイトニングシステムです。ご興味のある方はスタッフまでご相談ください。

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